ヨシサイバーダイン（2000年生、母ホーセンルビー）

ヨシサイバーダイン（2000年1月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋仮想空間を駆けるスーパーホース」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時15歳）と交配したホーセンルビーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着3回。2002年の新潟2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2002年のいちょうステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、笠松牧場から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場され、田辺喜彦によって2,205万円で落札された。

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月21日、連闘で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンパンジーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月1日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたワナ決め手に屈してハナ差の2着となった。

10月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月27日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月8日、中5週で迎えた7戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3歳（2003年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

4歳（2004年）

1月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた12戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた15戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 雨/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ラヴァリージェニオにクビ差交わされて2着となった。

5月2日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のヤマニンスフィアーに1馬身3/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5歳（2005年）

4月9日、約10か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六社特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月1日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

10月23日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

6歳（2006年）

5月7日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、チェストウイングに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月27日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を5馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチョウカイフライトに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

7歳（2007年）

9月9日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。