クレメンタイン（2010年生、母シングムーン）

クレメンタイン（2010年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「１９９４年に月へ送られた探査機名」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンダンス（当時8歳）と交配したシングムーンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方33戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月3日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったプレイアップにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4月13日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

5月19日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

6月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

8月10日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月25日、中1週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月5日、中5週で迎えた9戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、ご当地もちサミットレース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、もみじ賞（盛岡芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったマイネリッカにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

11月17日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、金沢清水レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B2八（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、冬紅葉賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

4歳（2014年）

1月4日、連闘で迎えた16戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた17戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた20戦目は、白梅賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた21戦目は、しらさぎ賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた22戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月14日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマツリダガッツに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月21日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るローアンドオーダーをアタマ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月5日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた27戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、マリーゴールドレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6月1日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、モンドナハトにアタマ差交わされて2着となった。

6月9日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月16日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

6月23日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、最後はモルフェリットと並んで3着同着となった。

7月13日、中1週で迎えた33戦目は、北上川ゴムボート川下りレース（盛岡芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ハンサムボーイに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月21日、連闘で迎えた34戦目は、東北楽天ゴールデンイーグルス賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月27日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゲンパチオブラヴに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

8月14日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したゲンパチオブラヴにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月1日、中2週で迎えた37戦目は、サイレントエクセルメモリアル（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた38戦目は、健康第一☆はとむぎレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、JBCイヤー金木犀レース（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた40戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた41戦目は、五葉山賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。