ヒシバベル（1994年生、母ノースギフト）

ヒシバベル（1994年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時8歳）と交配したノースギフトが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着2回、中央障害4戦1勝2着1回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の火打山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

6月28日、デビュー戦は田村宏之騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1700m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたダンケクリスタル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアラシノヨカンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンタフェトレイルをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

11月9日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（1998年）

1月11日、中5週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田村宏之騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。

10月4日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の上総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田村宏之騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5歳（1999年）

4月25日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（5戦0勝）。17頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

5月15日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（6戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったミサトロゼにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田村宏之騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

7月25日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた18戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の火打山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のロードユニバーサルをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

9月4日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

6歳（2000年）

3月25日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた22戦目は、5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田村宏之騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（9戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の桜木特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月8日、中9週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は田村宏之騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（11戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた27戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の行川特別（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の新潟日報賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7歳（2001年）

3月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の両国特別（中山芝1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の館山特別（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロブレットから6馬身差の2着となった。

5月26日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヴィヴィッドアゲンに1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月28日、中4週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8歳（2002年）

2月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月26日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた38戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた39戦目は、はなみづき特別（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた40戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中隆仁騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた41戦目は、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中隆仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月8日、約5か月の休養明けで迎えた42戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、オパールカップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた43戦目は、地方重賞の九州記念（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は高山伸一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた44戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は河野直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた45戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、ターコイズカップ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9歳（2003年）

1月3日、中1週で迎えた46戦目は、地方重賞の荒尾金盃（荒尾ダート2000m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は河野直人騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月4日、中4週で迎えた47戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河野直人騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。