ユメノアトサキ（2010年生、母ボヤージ）

ユメノアトサキ（2010年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したボヤージが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、地方24戦7勝2着2回。2013年の兵庫ダービー(地方重賞)に勝利した他、2013年の菊水賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山田和久厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

6月21日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は436kg。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた5戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヤーマンファミーユをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月28日、中3週で迎えた10戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のランクローズを3/4馬身振り切って制した。

12月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた12戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のホクザンルージュをアタマ差振り切って優勝

3歳（2013年）

1月24日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ピッチシフターに半馬身交わされて2着となった。

2月21日、中3週で迎えた14戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のプリンセスバリューに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月4日、中5週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂本和也騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイチノバーストに6馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月16日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂本和也騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウォータープライドを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

6月6日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂本和也騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモズオーロラに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月10日、中4週で迎えた18戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で坂本和也騎手（8戦6勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

8月28日、中6週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた20戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（9戦6勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

11月6日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（10戦6勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

12月25日、中6週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた22戦目は、酒米の王様山田錦杯（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（11戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、エーシンサルサに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月15日、中2週で迎えた23戦目は、ふたご座特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた24戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、おおぐま座特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。