エーシンサルサ（2010年生、母サクラメントガール）

エーシンサルサ（2010年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したサクラメントガールが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫洋。戦績は、地方39戦15勝2着5回。2015年の園田金盃(地方重賞)に勝利した他、2014年、2015年と兵庫サマークイーン賞(牝地方重賞)を連覇するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋本忠男厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2012年）

10月17日、デビュー戦は吉村智洋騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は523kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワシントンハーバーに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るシーキングを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2013年）

1月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳A（園田ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したエーシンラピッドに半馬身届かず2着となった。

4月4日、中1週で迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

5月10日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳A（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエーシンラピッドに3馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月5日、中5週で迎えた10戦目は、3歳A（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた11戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたクラシックヴィオラ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したキャプテンユウキにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、オッズパーク杯（園田ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月18日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた14戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシャトーコジーンに2馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。

10月24日、中4週で迎えた15戦目は、オパール特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた16戦目は、加古川くつした特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた17戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、滋賀畜産特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた18戦目は、「近江牛」特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた19戦目は、酒米の王様山田錦杯（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユメノアトサキを猛烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて制した。

4歳（2014年）

1月9日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた21戦目は、うさぎ座特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（園田ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた23戦目は、スマホで楽天競馬賞（園田ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したトウショウセレクトを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月3日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーシンサミットに7馬身の差をつけて6勝目を手にした。

4月17日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサワノファインに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月23日、中4週で迎えた26戦目は、ひまわりの里佐用町おさよん特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノバロットに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月1日、中5週で迎えた27戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のピッチシフターに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月25日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスカリーブルに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月15日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 雨/重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（10戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサトノフェニックスに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5歳（2015年）

4月9日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、うしかい座特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（11戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月14日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた31戦目は、神姫バス杯（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（12戦7勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月12日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた32戦目は、DASH心斎橋ナイター特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（13戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアランロドに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

7月24日、中5週で迎えた33戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で木村健騎手（14戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケンブリッジナイスを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

8月14日、中2週で迎えた34戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したダイナミックグロウを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中4週で迎えた35戦目は、多可町誕生10周年記念特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた36戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイカフォルトゥナを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を14に伸ばす

12月3日、中3週で迎えた38戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサウスウインドに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6歳（2016年）

1月14日、中5週で迎えた39戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。