ラッキーパイオニア（1991年生、母セイリングダイナ）

ラッキーパイオニア（1991年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時17歳）と交配したセイリングダイナが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着4回、地方13戦3勝。主な勝ち鞍は1996年の知多特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

1月5日、デビュー戦は小谷内秀夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモリメイクに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月15日、中0週で迎えた2戦目は、4歳500万下の寒梅賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下の芝桜賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のナリタリュウオーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月20日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の平安建都1200年記念（京都芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアララットサンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（1995年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（5戦3勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた9戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた10戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた11戦目は、武庫川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の淀屋橋ステークス（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（6戦3勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プランタンシェクルに交わされて3馬身半差の2着となった。

5月28日、中6週で迎えた13戦目は、垂水ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（7戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったプラチナシチーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のジュライステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマイネルアルファにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月16日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

9月17日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桃山特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（1996年）

2月25日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた19戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたマイダイアモンド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のニシノフジミネを3/4馬身振り切って4勝目を挙げた。

4月6日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

6月2日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は小谷内秀夫騎手（9戦3勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

6歳（1997年）

3月8日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、武庫川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

3月15日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月11日、約7か月の休養明けで迎えた26戦目は、竹崎大祐騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた27戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた28戦目は、一般A4（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた29戦目は、一般A4（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で明神繁正騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1998年）

2月25日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、一般A4（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で明神繁正騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月29日、中8週で迎えた31戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で明神繁正騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフジエルモーリに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、一般C6-1（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で明神繁正騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた33戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般C6-1（高知ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月17日、中9週で迎えた34戦目は、一般C6-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた35戦目は、一般C6-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミグレーサに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月9日、連闘で迎えた36戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハクサングロウに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8歳（1999年）

1月3日、中7週で迎えた37戦目は、一般C5-1（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。