プランタンシェクル（1988年生、母ロツクンロールリーダー）

プランタンシェクル（1988年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時17歳）と交配したロツクンロールリーダーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地35戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年の淀屋橋ステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月24日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のメイショウリラに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（中京芝2000m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下の雄国沼特別（福島ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は塩村克己騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンワードウッドを次元の違う末脚で半馬身差し切って久々の一戦を物にした。

10月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた6戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

4歳（1992年）

6月14日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたキンザンコトブキ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月28日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のニホンピロフラワーを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

7月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたブロードキャスト決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフジノミラクルをアタマ差振り切って優勝

12月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

5歳（1993年）

7月31日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のブランドアジサイに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

8月22日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

9月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月24日、中6週で迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の貴船ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したロングキャロットにクビ差届かず2着となった。

6歳（1994年）

1月6日、中7週で迎えた18戦目は、門松ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた19戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた20戦目は、鈴鹿ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

4月10日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた22戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

11月19日、約6か月半の休養明けで迎えた23戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた24戦目は、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7歳（1995年）

1月8日、中4週で迎えた25戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

2月11日、中4週で迎えた26戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったクロフネミステリーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月26日、中5週で迎えた27戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、ハンデ戦の淀屋橋ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラッキーパイオニアを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月6日、中3週で迎えた29戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、シルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

6月25日、中6週で迎えた30戦目は、白樺賞（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた31戦目は、G3の札幌スプリントステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月3日、中2週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた33戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた35戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。