セイオウボ（2007年生、母ピーチブルーム）

セイオウボ（2007年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「西王母。中国の女仙」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時15歳）と交配したピーチブルームが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦3勝。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月6日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3歳（2010年）

2月10日、中8週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた2戦目は、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた3戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイトアイリス特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は西村太一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月3日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく3着に敗れた。

10月11日、連闘で迎えた9戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアキノレッドスターに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた13戦目は、刀、舟家その二特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

11月27日、連闘で迎えた14戦目は、西岡&増井祝退職特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた16戦目は、御神本訓史特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテンカラットに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月24日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラフレシアボルトを3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2011年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（4戦3勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

1月15日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、岡村卓弥J誕生日特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

1月23日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた21戦目は、自然王国白滝の里特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。