テイエムボンドン（2013年生、母フォクシーレッグス）

テイエムボンドン（2013年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イタリアにある山名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時8歳）と交配したフォクシーレッグスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方14戦2勝2着4回。2017年の佐賀皐月賞(地方重賞)で3着に入った他、2017年の錦江湾賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月17日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2016年）

5月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた5戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあじめ峡賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

7月3日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブリーズスズカに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したリリーシューターに半馬身届かず2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で義英真騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月29日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、トルマリン特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のスラッシュを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月13日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったパイロットを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月3日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、迎春賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたモリデンボス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞の如月賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞のすみれ賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた17戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の佐賀弥生賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた18戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の錦江湾賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、あやめ特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したテイエムサンピラーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

6月4日、中1週で迎えた22戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、短夜特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスラッシュに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月17日、中1週で迎えた23戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したスラッシュに3/4馬身届かず2着に敗北した。