ダイヤモンドリング（1989年生、母トツプグリーン）

ダイヤモンドリング（1989年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時10歳）と交配したトツプグリーンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着3回、地方16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の春陽特別(C2二)。

経歴

デビュー前

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

6月20日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた3戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、サウザーに半馬身交わされて2着となった。

7月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったツジノモアーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月2日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月13日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡潤一郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡潤一郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノアレッジに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

10月17日、連闘で迎えた9戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（1993年）

1月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から36kg増やして迎えた11戦目は、橋尚也騎手を鞍上に迎えて、5歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた12戦目は、クロッカス特別 1組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋尚也騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、白梅特別一（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋尚也騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノセイウンに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月9日、中1週で迎えた14戦目は、松井達也騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトルーマジックから3馬身差の2着に敗北した。

4月4日、中3週で迎えた15戦目は、春陽特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は橋尚也騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤナヤをクビ差制して2勝目をマークした。

4月14日、中0週で迎えた16戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋尚也騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた17戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋尚也騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた20戦目は、雷門特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は橋尚也騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンドシェーバーをクビ差制して1着ゴールを果たした。

8月20日、中3週で迎えた22戦目は、鈴虫特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋尚也騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1994年）

5月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた23戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋尚也騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた25戦目は、つつじ特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋尚也騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。