フィーリウスワン（2018年生、母ユニヴァースパール）

フィーリウスワン（2018年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「息子(ラテン語)+1番」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヴィットリオドーロ（当時9歳）と交配したユニヴァースパールが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。主な勝ち鞍は2022年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月8日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3歳（2021年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月27日、中8週で迎えた6戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

11月11日、中9週で迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアロー賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったアナマリーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月14日、中8週で迎えた10戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、カピバラ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったダンガンシュートにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

3月25日、中4週で迎えた13戦目は、馬い!八幡平のフキノトウ発売記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

4月14日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2八九（船橋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイキマイスターに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、エフケイバ成田10周年記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月26日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったレストレーションに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中4週で迎えた22戦目は、馬い!八丈島青レモン発売記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセイテンタイセイを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月19日、中1週で迎えた23戦目は、幸せを呼ぶ宝石色の馬蹄☆よみうりランド賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したウインカルナヴァルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5歳（2023年）

1月16日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた25戦目は、馬い!熊本菊池の生ごぼう収穫記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた26戦目は、株式会社榊原創業120周年記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた27戦目は、ハルシャギクスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた28戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、長崎街道木屋瀬宿特選（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた29戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、長崎街道飯塚宿特選（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニーヨルに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月11日、中2週で迎えた30戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた31戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた32戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

10月19日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた33戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた34戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6歳（2024年）

2月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた36戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

2021年9月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。