チアズエンペラー（1993年生、母Pudding Pop）

チアズエンペラー（1993年2月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のCarson City（当時6歳）と交配したPudding Popが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回。1996年のクリスタルカップ(G3)で2着に入った他、1996年のアーリントンカップ(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月7日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウキヨモリに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

1月28日、連闘で迎えた3戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマニンリボルバーを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

2月25日、連闘で迎えた5戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月31日、中4週で迎えた6戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキングオブケン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦2勝）。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。