メイショウムネノリ（2001年生、母ピンクノワンピース）

メイショウムネノリ（2001年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宗則」。毛色は栃栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時13歳）と交配したピンクノワンピースが16歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回、地方2戦1勝。2004年の兵庫チャンピオンシップ(G2)に勝利した他、2004年のダービーグランプリ(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日進牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、松本好雄によって525万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月8日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったトーセンブライトに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグランクリュに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及びG1級競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

3歳（2004年）

2月1日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャドウハーツを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

2月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月4日、中5週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフルオブファイトを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

4月18日、中1週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタカラアジュディを半馬身振り切って重賞初制覇を果たした。

5月30日、中3週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

9月20日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月30日、中5週で迎えた11戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5歳（2006年）

4月15日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた14戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた15戦目は、マリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのしらかばステークス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた17戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、ペルセウスステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた18戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。