バンフィエルド（2019年生、母エヴィータアルゼンティーナ）

バンフィエルド（2019年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アルゼンチンにある都市名。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時11歳）と交配したエヴィータアルゼンティーナが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C2十。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月13日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

3歳（2022年）

5月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月11日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

8月7日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2023年）

4月2日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のジャンポールに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイセイルージュを豪脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヴィクターゾロに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、ディセントラ賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシシャモダイスキに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月4日、中1週で迎えた10戦目は、チックウィード賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモピエドラを豪快な末脚で3/4馬身差し切って怒涛の5連勝を決めた。

6月12日、連闘で迎えた11戦目は、一般B2一（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木祐騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイシンボールディをクビ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、エフフォーリア特別（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木祐騎手（6戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木祐騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラールブルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた14戦目は、クラスペディア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木祐騎手（8戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、シェアト賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木祐騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた16戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、6着を確保した。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5歳（2024年）

2月25日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

3月3日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のティムールに2馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。