ラールブル（2019年生、母ライトインパリス）

ラールブル（2019年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青い時間(仏)。夜明け前の青い世界。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時18歳）と交配したライトインパリスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C3一。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額3,000万円（15万×200口）で一口馬主が募集された。

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月20日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3歳（2022年）

2月6日、中7週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

6月25日、中7週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月14日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月7日、中2週で迎えた8戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったミスカイウラニに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（2023年）

2月1日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のエーアイに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したブールアネージュを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月22日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のグルーヴィカグヤに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月30日、中6週で迎えた13戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキラキラオーラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて優勝

7月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のバンフィエルドに1馬身3/4の差をつけて4勝目を挙げた。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、クラスペディア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

9月25日、中8週で迎えた18戦目は、秋分特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた19戦目は、初雁特別（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月11日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた20戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ピエナナイスガイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のイレギュラーに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月24日、中3週で迎えた22戦目は、前田玲奈さん来場記念（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のホープヒルを3/4馬身振り切って6勝目をつかんだ。

5歳（2024年）

1月7日、中1週で迎えた23戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた24戦目は、早緑月賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた25戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた26戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

3月23日、中1週で迎えた27戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた28戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、一般C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファイティングに半馬身交わされて2着となった。