ミッキーハッスル（2017年生、母ミッキーレモン）

ミッキーハッスル（2017年3月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+押し分けて進む。頑張って走ることを願って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンバラード（当時9歳）と交配したミッキーレモンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月15日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のウインアステロイドに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

3月1日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのひめさゆり賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

10月18日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林脩斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの立志賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

4歳（2021年）

1月23日、中3週で迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの宝満山特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月25日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラスの尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林脩斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月20日、中9週で迎えた12戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ビリヤード2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた13戦目は、ヤマユリ2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月16日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、ポルックス賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったミスティネイルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月15日、中3週で迎えた15戦目は、メデューサ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグレイトムーンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月12日、中3週で迎えた16戦目は、観光キャラクター「あいちゃん」カップ（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケープホーンに1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

12月17日、中4週で迎えた17戦目は、スノーホワイト賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2022年）

4月6日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、アフロディーテ賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシダデカサドールを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

8月4日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、農家レストラン秦野どぶろく家オープン記念（川崎ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月13日、中5週で迎えた20戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月14日、中3週で迎えた21戦目は、やまなし甲州賞（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のディーエスマグナムを3/4馬身振り切って優勝

12月16日、中8週で迎えた22戦目は、スノーホワイト賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエラボレートを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2023年）

2月2日、中6週で迎えた23戦目は、アークトゥルス賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（10戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエラボレートを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月3日、中8週で迎えた24戦目は、プロキオン賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（11戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた25戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、カペラ賞（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

7月26日、中5週で迎えた27戦目は、みうら夜市特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（12戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月12日、中6週で迎えた28戦目は、東海道川崎宿起立400年記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（13戦5勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた29戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、秋風特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた30戦目は、小春空特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（14戦5勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7歳（2024年）

2月21日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、麗月特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したギャレットを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月28日、中4週で迎えた32戦目は、花見月特別（浦和ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた33戦目は、フォーマルハウト賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた34戦目は、ネメシス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

8月7日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、カノープス賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月11日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた36戦目は、レグルス賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。