アドマイヤチャンプ（1997年生、母ハッピートレイルズ）

アドマイヤチャンプ（1997年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時26歳）と交配したハッピートレイルズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦4勝2着3回、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年のシャングリラ賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

12月5日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニシノツルギに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウハレバレに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月8日、約8か月半の休み明けで迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

10月22日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマルダムールに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月4日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ロードブライアンに交わされて4馬身差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミナミノヤマトを半馬身差し切って優勝

4歳（2001年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦3勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月8日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた13戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月6日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

5歳（2002年）

6月1日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた17戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月6日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藤森特別（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦3勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったホーマンライブリに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月9日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のフラワーチャンプに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6歳（2003年）

5月4日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。