メリオーレム（2021年生、母メリオーラ）

メリオーレム（2021年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「より良い(ラテン語)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシュヴァルグラン（当時9歳）と交配したメリオーラが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2024年のプリンシパルステークス(オープン)で2着に入った他、2024年のすみれステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月26日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったディスペランツァにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

11月11日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアップステートに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中3週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヒロノラメールを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3歳（2024年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月4日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったダノンエアズロックにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月6日、中8週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西部スポニチ賞（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランアルティスタを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。