サファイヤダンサー（1986年生、母カシマグリーン）

サファイヤダンサー（1986年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時21歳）と交配したカシマグリーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地36戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

小西登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

3月5日、デビュー戦は小西一男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

3月19日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小西一男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小西一男騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で小西一男騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小西一男騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のカーニバルキッドを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月25日、中3週で迎えた6戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあさがお賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

7月16日、中2週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた7戦目は、高山裕騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

10月28日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小西一男騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高山裕騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小西一男騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

4歳（1990年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月17日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒダカツエールに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

3月18日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白井特別（中山ダート1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月6日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月9日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和宏騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

7月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた21戦目は、河津裕昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5歳（1991年）

1月6日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（9戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた25戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた26戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月23日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクラシックダンサーを半馬身捉え切れず2着となった。

4月14日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋明騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高橋明騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた31戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋明騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた34戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月8日、中6週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋明騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6歳（1992年）

2月9日、中8週で迎えた36戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。