ヒダカツエール（1986年生、母エール）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

11月6日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた2戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったエリザトウショウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた4戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラドラゴンを上がり2位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（1989年）

2月18日、中8週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の春菜賞（東京芝1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

8月6日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ウインドブレーカーに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月26日、連闘で迎えた8戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（1990年）

2月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤原英幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンキョウセッツを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサファイヤダンサーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた11戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエメラルドセクレを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4月15日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立夏賞（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月9日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したワンモアマイハートにアタマ差届かず2着に惜敗した。

7月14日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月29日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の妙高特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチェスナットエリーに1馬身3/4の差をつけてファンの支持に応えた。

8月19日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。