パラヴィオン（2013年生、母クイックメール）

パラヴィオン（2013年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「航空便・エアメール（仏）。父名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時10歳）と交配したクイックメールが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C2 38。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額960万円（2.4万×400口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月15日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず18着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

3歳（2016年）

1月24日、中4週で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

3月15日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月1日、中6週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

6月11日、中5週で馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた6戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったテイエムオールマルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のリトルオーラに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月3日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた12戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ボンニデーにクビ差交わされて2着となった。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で岡村健司騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4歳（2017年）

2月5日、中9週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で岡村健司騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡村健司騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた20戦目は、山口以和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は岡村健司騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性のガッツでゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、アサカフェリスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメルヴェイユに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

7月16日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下裕貴騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月23日、中5週で迎えた29戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた30戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上C2 38（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のローエンナルビーに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月28日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（8戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。