オーナーシップ（2008年生、母トミケンロマン）

オーナーシップ（2008年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時11歳）と交配したトミケンロマンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。戦績は、地方33戦7勝2着4回。2011年の新緑賞(地方重賞)で2着に入った他、2011年のゴールドジュニア(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伏木田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前田晋二によって262.5万円で落札された。

後藤保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2010年）

8月19日、デビュー戦は東川公則騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（3）（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は477kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（1）（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンカリオーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の楽天杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトレビュシェットを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（3）（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のナガラローマンに3馬身の差をつけて2勝目を収める

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 雪/重）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2011年）

2月2日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（8戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったエンジェルロードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（10戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマルヨコンバットに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で東川公則騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた14戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた16戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた17戦目は、3歳戦のがんばれ笠松競馬（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた18戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた19戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアースワンソニアを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

11月25日、中1週で迎えた20戦目は、白川郷特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた21戦目は、北アルプス賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクユージーを別次元の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

12月29日、中1週で迎えた22戦目は、笠松ホースメンクラブ杯（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカープに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（2012年）

1月10日、中1週で迎えた23戦目は、七草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた24戦目は、水仙賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた25戦目は、日本ベンダーネット杯（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた26戦目は、あんず賞（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（14戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた27戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエーシンアリデッドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月2日、中2週で迎えた28戦目は、BAOO荒尾オープン記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた29戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（17戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

8月29日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた31戦目は、奥庭田のエース高木勝浩記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（18戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーセンモーションをアタマ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

9月10日、中1週で迎えた32戦目は、白露特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（19戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた33戦目は、陣屋特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（20戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスリーコマンドをアタマ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。