バンダムマッスル（2003年生、母クリスタルクリア）

バンダムマッスル（2003年4月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋筋肉」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のピルサドスキー（当時11歳）と交配したクリスタルクリアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方17戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月26日、デビュー戦は村山明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

3月25日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月15日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた4戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

6月16日、中8週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサザンフェイスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンオードリーに交わされて5馬身差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のメジロバークマンをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のソニックビームを3/4馬身振り切って3勝目を収める

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の岐南町徳田ねぎ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンオードリーを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は湯前良人騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フィールドイレブンに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月13日、中2週で迎えた15戦目は、公営競技はどこへ行く賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンダムラッシュに交わされて1馬身差の2着となった。

4歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた16戦目は、西脇壮洛 1歳記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

1月9日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で湯前良人騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

1月22日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で湯前良人騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月26日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で湯前良人騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた20戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた21戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。