ワンステップ（2008年生、母アルナーダ）

ワンステップ（2008年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「社交ダンスの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時8歳）と交配したアルナーダが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の一般C24。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住革二から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、芳住革二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、杉谷桝夫によって315万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

6月11日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は418kg。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

8月28日、中7週で迎えた3戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。16着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた4戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた5戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2二十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノニシキに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンバルーシュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月26日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサンマルシャインに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月3日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた13戦目は、国見平スキー場レース（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4歳（2012年）

1月3日、連闘で迎えた16戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったショウナンカルマンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月30日、中3週で迎えた17戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、佐田幸治誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月6日、連闘で迎えた18戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のヒカルドロシーをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

2月22日、中1週で迎えた19戦目は、雄二&由美入籍記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のルアスに1馬身半の差をつけて制した。

4月9日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月16日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた24戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた25戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた26戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。