ベンハー（2001年生、母イシノポリシー）

ベンハー（2001年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「映画のタイトル」。毛色は栗毛。種牡馬のエブロス（当時15歳）と交配したイシノポリシーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方10戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の未勝利馬リバイバル（4）。

経歴

デビュー前

1歳のとき、イワミ牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

原隆男厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2003年）

7月30日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（4）（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は451kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエクスプリティに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月3日、中4週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったブリンクに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月13日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルカクールに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（4）（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキヌガサマッハオーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月15日、中3週で迎えた7戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったエクスプリティに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦2勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（6戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。