ジークジオン（2009年生、母ウインクルアーリー）

ジークジオン（2009年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利（独）＋アニメに登場する国名」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したウインクルアーリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地19戦2勝、中央障害6戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月16日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月21日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

11月13日、中7週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のブループルチェッラをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月10日、中3週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

3歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

3月31日、中8週で迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のボストンサクラを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

6月10日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の出石特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず最後はサクラベルと並んで8着同着となった。

8月12日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月15日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4歳（2013年）

1月26日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（5戦1勝）。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

4月6日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

4月27日、中2週で迎えた21戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のタマモオンゾウシに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月2日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。13着に敗れた。