グラッドクライ（2009年生、母アステリファスト）

グラッドクライ（2009年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキッケンクリス（当時9歳）と交配したアステリファストが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。戦績は、地方30戦7勝2着1回。2012年のロジータ記念(牝S1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

6月7日、デビュー戦は寺地誠一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月11日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイイブキを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい4着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の「がんばれ!ホッカイドウ競馬」特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したビービーグラードに半馬身届かず2着となった。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた7戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのヤングチャレンジカップ2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

3歳（2012年）

2月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月13日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハクサンゴッドに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月23日、中0週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモアルファを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

4月23日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月25日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のローズ賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るルーモンを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って優勝

7月19日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇田創騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のブレイクスルーに1馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

9月3日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のセキレイ賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のハッピーパンジーに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月25日、中2週で迎えた17戦目は、九美上特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のランニングシューズに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月7日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2013年）

3月15日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、三崎特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた20戦目は、花まつり特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5月7日、中4週で迎えた21戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、立夏特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

6月19日、中5週で迎えた22戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた23戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、アルタイル賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

10月30日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、鵡川ししゃも特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた25戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

5歳（2014年）

3月14日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた27戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、地方重賞のシアンモア記念（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月23日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、都電とバラの街あらかわ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。