オリオンザブリーズ（2002年生、母ナタラヤ）

オリオンザブリーズ（2002年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋そよ風」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時16歳）と交配したナタラヤが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地7戦0勝、地方11戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年のアラニラム特別(一般D1-1)。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月14日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた3戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、一般D4-4（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のファントムオペラをアタマ差制して初勝利を挙げた。

5月17日、中1週で迎えた4戦目は、一般D4-2（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡島玉一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラサクシードから半馬身差の2着となった。

6月23日、中4週で迎えた5戦目は、一般D4-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡島玉一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネシラオキに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

10月1日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月19日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4歳（2006年）

2月26日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤聖也騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4月29日、中8週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤聖也騎手（3戦0勝）。17頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

6月24日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐藤聖也騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-3（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウタイムをクビ差制して1着ゴールを果たした。

8月15日、中2週で迎えた12戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノダイフゴウから4馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、シグナス特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャンハイラックから1馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた14戦目は、アラニラム特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のバイカルリッチに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月21日、連闘で迎えた15戦目は、滝川ふれ愛の里特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、むかわ町穂別地球体験館特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた17戦目は、蘭越町おいしいらんこし米特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた18戦目は、門別プロパンガス事業協同組合特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。