ダンシングリッチー（2017年生、母ディアウィンク）

ダンシングリッチー（2017年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「踊る+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のオーシャンブルー（当時9歳）と交配したディアウィンクが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年のタイランドカップ(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、米田稔によって1,836万円で落札された。

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月1日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったヴェルトライゼンデに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月23日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

3歳（2020年）

2月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタイミングハートをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月23日、中9週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの甲武特別（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスのタイランドカップ（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラデツキーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4歳（2021年）

1月16日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。