フジエンジェル（2013年生、母レイクサイドカップ）

フジエンジェル（2013年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時20歳）と交配したレイクサイドカップが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方27戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の三ちゃん食堂50周年記念(一般C2七八九)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、菊地捷士によって270万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

9月21日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた2戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3歳（2016年）

1月24日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月13日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた8戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったマッセに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1600m 内回り曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のボワスリジエに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた11戦目は、真歌公園賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は水野翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアースハーンをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

8月16日、中3週で迎えた12戦目は、平取町商工会長特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、庫富賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るリーダーズを3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

9月22日、中2週で迎えた14戦目は、ザ・トンアップモーターズ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野翔騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた15戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、藤袴特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったフィランソロフィーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月19日、中1週で迎えた16戦目は、北海道の馬文化応援自販機特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、志特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた18戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4歳（2017年）

1月11日、中4週で迎えた19戦目は、YOUTUBE検索特案係カップ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

1月18日、連闘で迎えた20戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアンジュオスリールに2馬身の差をつけて4勝目を収める

3月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた24戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、三ちゃん食堂50周年記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のグロリアスウィナーをクビ差振り切って勝利をモノにする

5月1日、中3週で迎えた25戦目は、馬に乗って新緑を楽しもう!クレイン千葉杯（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた26戦目は、カリスマナオキングカップ（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた27戦目は、チェリー!古稀からも元気で楽しく長生きで（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた28戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

8月8日、中1週で迎えた29戦目は、馬女冬菜アヒー女発売記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた30戦目は、皐月生誕100日記念（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた31戦目は、馬に乗って爽やかな秋を!!クレイン千葉杯（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた32戦目は、観覧席ボックス席増設記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。