グロリアスウィナー（2013年生、母ケリーズビューティ）

グロリアスウィナー（2013年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「栄誉ある勝者」。毛色は青毛。種牡馬のデュランダル（当時14歳）と交配したケリーズビューティが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂戸節子。主な勝ち鞍は2017年の青柳賞(一般C2三)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月23日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2016年）

3月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

6月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、北海道リラ・コンサドーレ賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のビービーアゲーラに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月11日、中1週で迎えた8戦目は、浦河町ショシベツの滝賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るビービーアゲーラを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したフェイトアンサーにハナ差届かず2着に惜敗した。

9月15日、中1週で迎えた10戦目は、日高町里平大滝賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、トレニア特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、さざんか特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエレーヌワンダーをアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

11月11日、中3週で迎えた13戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1000m 小雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダズリングベリーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月13日、連闘で迎えた16戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のトレビット賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、船橋にんじん、枝豆、なしカップ（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入った。

3月2日、中2週で迎えた19戦目は、スパート賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた20戦目は、操ちゃん還暦おめでとう記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたピースロード決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた21戦目は、三ちゃん食堂50周年記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中野省吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジエンジェルにクビ差届かず2着となった。

4月13日、連闘で迎えた22戦目は、THビジネスサポート高根記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、サルガッソにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた25戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、宮下華奈さん誕生日おめでとう記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた26戦目は、青柳賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は中野省吾騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイワウィズミーをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

7月21日、中3週で迎えた27戦目は、夏だ!競馬だ!船橋ハートビールナイター（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた28戦目は、ハートビートBBQ賞（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた29戦目は、新涼特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた30戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた31戦目は、鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（No.7）（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。