アクションシーン（1989年生、母スクリーンシーン）

アクションシーン（1989年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイヤモンドショール（当時10歳）と交配したスクリーンシーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地13戦5勝2着3回。1993年の洛陽ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月2日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したホシワイスにクビ差届かず2着となった。

12月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は加用正騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフリークコスモスに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1992年）

3月15日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロングオリオンに3馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

4月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で加用正騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

9月19日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったセーヌリバーにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキクノミンストレルに2馬身半の差をつけて制した。

11月14日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたトーワディステニー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、シリウスステークス（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は加用正騎手（5戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトウカイマーベラスに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた13戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステイジヒーローに7馬身の差をつけて優勝