アンビートゥン（2016年生、母カンシャノキモチ）

アンビートゥン（2016年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「無敵の、負けたことのない」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時13歳）と交配したカンシャノキモチが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2018年のジュニアグランプリ(M1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月2日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ競走（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

5月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラブミーピンクに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月7日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

9月16日、中7週で迎えた6戦目は、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、最後はイコライザーと並んで3着同着となった。

11月28日、中9週で迎えた7戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの川崎若駒オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

3歳（2019年）

1月18日、中6週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水仙賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したイコライザーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月5日、中7週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のme-byoエクスプラザ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブルーバードカップ東京湾カップ（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

4歳（2020年）

3月11日、約11か月の休養明けで迎えた12戦目は、よみうりランドHANA・BIYORIC2四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた13戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ゆりねキングダム（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアクティブパワーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月15日、中5週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた17戦目は、カンナ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では生来の負けじ魂を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエルヴス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリュウヤに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた21戦目は、今年は大井と門別で実施します賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた22戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、透馬生誕40周年特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた23戦目は、競馬予想GPトム特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた24戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、橋口アナの誕生日特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた27戦目は、妹尾将充騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月13日、連闘で迎えた28戦目は、TT結婚12周年特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、マイネルバールマンに交わされて3馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-7（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月10日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-6（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のダークネブラスに3馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

1月19日、連闘で迎えた31戦目は、バイカオウレン特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

1月24日、連闘で迎えた32戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、片桐いつき誕生日特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエルサフィーロを3/4馬身捉え切れず2着となった。

1月31日、連闘で迎えた33戦目は、厳冬特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は妹尾将充騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾将充騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミッキーガーデンに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月31日、中1週で迎えた37戦目は、姫野桃子生誕記念特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

4月10日、中0週で迎えた38戦目は、一般C2-7（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾将充騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた39戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月26日、中8週で迎えた40戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

9月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた41戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、晩夏特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた42戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、流れ星特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた43戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、津島特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。