アレッサンドロ（2018年生、母キョウエイハツラツ）

アレッサンドロ（2018年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『強い男』を意味するイタリアの男性名。半兄リッカルドより連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時17歳）と交配したキョウエイハツラツが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の梟特別。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,320万円（3.3万×400口）で一口馬主が募集された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月14日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2021年）

2月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

2月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月18日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた6戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルドフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月18日、中7週で迎えた7戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着を確保した。

2021年8月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフレーゲルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月11日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の啄木鳥特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の梟特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシェルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月30日、中2週で迎えた11戦目は、犬吠埼賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、アストレア賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4歳（2022年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で能登牛・能登豚が当たる特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた14戦目は、なっちゃん1歳おめでとう記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったコトブキレイアに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月29日、中3週で迎えた16戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したサンデープリンセスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。