コトブキレイア（2017年生、母サクラインザダーク）

コトブキレイア（2017年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の山の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のパドトロワ（当時10歳）と交配したサクラインザダークが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡スタット。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷岡スタットから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、尾上松壽によって648万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月31日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の負けじ魂を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

11月10日、中7週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタイニーベイビーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2020年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月21日、中7週で迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月4日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月12日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

10月31日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

12月19日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4歳（2021年）

2月6日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

5月9日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月17日、中9週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

9月11日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた14戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、ふざ天腹筋応援特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた15戦目は、高知競馬に感謝特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったエルピドをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月20日、中1週で迎えた17戦目は、祖堅さん帰還記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた18戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（2022年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリードザウイニングに約12馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

3月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスマチルダに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月12日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディロスに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月3日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアレッサンドロに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月22日、中2週で迎えた23戦目は、延齢草賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沖静男騎手（4戦4勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクサンスプリングに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月5日、中1週で迎えた24戦目は、楽天競馬で肉製品プレゼント!エントリー開始特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で沖静男騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、楽天競馬でプレミアム能登豚ウインナーが当たる!特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で沖静男騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のデルマルビーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月12日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦の金沢クイーン賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で沖静男騎手（7戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた27戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、ベロニカ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノーブルレゼルに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月19日、中6週で迎えた28戦目は、五郎島金時特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（8戦6勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた29戦目は、スマホ投票なら楽天競馬!特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（9戦6勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた30戦目は、ネットで楽天競馬を楽しもう!特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（10戦6勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月6日、中6週で迎えた31戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、ビラカンサ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

6歳（2023年）

1月29日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。