ジェルネイル（2012年生、母ブルークリクィン）

ジェルネイル（2012年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時16歳）と交配したブルークリクィンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、地方17戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年のフレッシュチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

5月6日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミスエンピリカルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月12日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

7月9日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、2歳戦のルビー特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

3歳（2015年）

8月5日、約10か月の休養明けで迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひまわり賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の突風賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のトキノベラトリクスに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の光速賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライクイットヒアに8馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月7日、中3週で迎えた8戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のヨユウノヨッチャンに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、音速賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

4歳（2016年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、早春スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた12戦目は、イーグル賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったサウスヤクモに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月29日、中3週で迎えた13戦目は、迅雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のデュナトスに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月14日、中1週で迎えた14戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のシェナヴィグラスを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月24日、中2週で迎えた16戦目は、オオタカ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で左海誠二騎手（11戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレディーオブローに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月24日、中3週で迎えた17戦目は、八犬伝スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で左海誠二騎手（12戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。