ルーブルアクト（1988年生、母ヒダカアクト）

ルーブルアクト（1988年4月23日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時8歳）と交配したヒダカアクトが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地38戦6勝2着3回、地方1戦0勝。1993年の鳴尾記念(ハンデG2)に勝利した他、1994年の京都記念(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,442万円（14.42万×100口）で一口馬主が募集された。

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月26日、デビュー戦は清山宏明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のキタシバサンダーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月13日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下の端午賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラリッサを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

5月19日、中2週で迎えた6戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の菩提樹ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウショウディアスに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は清山宏明騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

4歳（1992年）

12月19日、約16か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

5歳（1993年）

1月30日、中5週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた11戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の響灘特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したエクセレントバイオに半馬身届かず2着に敗北した。

2月20日、連闘で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く最後はミルフォードメッセと並んで4着同着となった。

3月13日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミルフォードメッセに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、なにわステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、伸びてきたウィッシュドリーム決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月8日、中2週で迎えた16戦目は、烏丸ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、エメラルドステークス（阪神芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（10戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヒットザマークに1馬身半の差をつけて5勝目を収める

6月20日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデG3の金鯱賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（11戦3勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

9月19日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で清山宏明騎手（12戦3勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた20戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた21戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（13戦3勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（14戦3勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小原義之騎手（5戦2勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手（15戦3勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のマーベラスクラウンをクビ差振り切って重賞ウィナーの称号を奪取した。

6歳（1994年）

1月23日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデG2の日経新春杯（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（16戦4勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた26戦目は、G2の京都記念（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（17戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ビワハヤヒデに交わされて7馬身差の2着となった。

3月13日、中3週で迎えた27戦目は、G2の阪神大賞典（中京芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（18戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた28戦目は、G1の天皇賞（春）（阪神芝3200m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で清山宏明騎手（19戦4勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

6月12日、中6週で迎えた29戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で清山宏明騎手（20戦4勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた30戦目は、G2の高松宮杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で清山宏明騎手（21戦4勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月9日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、G2の京都大賞典（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で清山宏明騎手（22戦4勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で清山宏明騎手（23戦4勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた33戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で清山宏明騎手（24戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

7歳（1995年）

1月5日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で清山宏明騎手（25戦4勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた35戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた36戦目は、G2の阪神大賞典（京都芝3000m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（26戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた37戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（27戦4勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンのオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（28戦4勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月18日、中6週で迎えた39戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。