オーストラリアトロフィー

レース展開

アロートゥスズカが全馬を率いる展開、そのあとを追走するダンツシアトル

アロートゥスズカが先手を奪う恰好となり、後続との差を1馬身ほどキープして馬群を牽引。単独の2番手にダンツシアトルが続く。その後ろ、ジンシリウスとヤマニンバイタルが3番手の好位につける。その1馬身後ろ、ドラゴンルーブルとヤマニンフォックスは中団前寄り。ルーブルアクトは中団後方の位置。後方5番手でじっくりと折り合い重視で運ぶのはリドガイとトウカイサイレンス。後方2番手の位置でじっと息を潜めているのはメイショウマリーン。シンガリにポジーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

オーストラリアT、ダンツシアトルが持ち前の自在性を駆使したソツのない走りで勝利を手に入れる

先頭はアロートゥスズカでリードは体半分。2番手にダンツシアトルが続く。そのすぐ後ろ、ヤマニンバイタルが3番手。1馬身離れて、ジンシリウス、ドラゴンルーブル、ヤマニンフォックスらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、依然として先頭で粘り続けるアロートゥスズカ。そのまま押し切るかに思われたが、2番手にいた2番人気のダンツシアトルが目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は後続に3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。2着には、逃げ粘ったアロートゥスズカが続き、2着とクビ差の3着には、3番手の位置からゴールまでジンワリと伸びた1番人気のヤマニンバイタルが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、最後方で直線を迎えたポジーが入線した。