ナンヨーミカヅキ（2016年生、母オリオンムーン）

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、中村徳也によって540万円で落札された。

2歳（2018年）

11月3日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は390kg。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（2019年）

1月13日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

4月7日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

7月7日、中9週で迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったウォルフズハウルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月18日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

9月14日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはまぎく賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、もみじ賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた10戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーカップ（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた12戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るユメノタビを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月7日、中3週で迎えた13戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた14戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4歳（2020年）

1月2日、中0週で迎えた15戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るペプチドシャプネスを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた17戦目は、ラベンダー賞（水沢ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

7月14日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、ジュライカップ（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず3着に終わった。

8月8日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、一般B1三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1四（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木祐騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、トルマリン賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木祐騎手（8戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木祐騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた26戦目は、一般B1四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木祐騎手（10戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1三（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木祐騎手（11戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1四（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木祐騎手（12戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1五（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は12戦連続で鈴木祐騎手（13戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

5歳（2021年）

3月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で鈴木祐騎手（14戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で鈴木祐騎手（15戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったデルマヨタロウに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で鈴木祐騎手（16戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したキャッスルシエルにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月13日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で鈴木祐騎手（17戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したアオイスイセイを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月27日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で鈴木祐騎手（18戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で鈴木祐騎手（19戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で鈴木祐騎手（20戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で鈴木祐騎手（21戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマショウハヤテを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。