ウイニングタワー（2007年生、母アーダーチャリス）

ウイニングタワー（2007年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利＋塔」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時15歳）と交配したアーダーチャリスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地14戦1勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ナカノファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入った。

3月6日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサングレアズールをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4歳（2011年）

1月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月19日、中5週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月27日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月12日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のビッグマグナムに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（10戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。