ビッグバニヤン（2001年生、母スーパーバレリーナ）

ビッグバニヤン（2001年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大きい＋冠名。バニヤンの木のように大成するように」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時7歳）と交配したスーパーバレリーナが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はロイヤルファーム（有）新冠支場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の光徳賞(一般C3)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

6月26日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は516kg。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月14日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

11月28日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、けやき特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロスペイシーをクビ差制して初白星を挙げた。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、ファン感謝特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロスペイシーから3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2005年）

1月21日、中2週で迎えた9戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックエンペラーに3馬身の差をつけて2勝目を収める

2月4日、中1週で迎えた10戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のボストンコマンダーに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月24日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5歳（2006年）

6月24日、約10か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。