ボストンコマンダー（2000年生、母ブロンドインナモーテル）

ボストンコマンダー（2000年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ボストン市の最高責任者」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時10歳）と交配したブロンドインナモーテルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦9勝2着10回。主な勝ち鞍は2004年の霧降賞(一般C4)。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

4月26日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず最後はマイネルクリナーレと並んで10着同着となった。

4歳（2004年）

2月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、一般C5ホ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードサーパスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月23日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた6戦目は、一般C5イ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のノムラセイザンオーに2馬身の差をつけて優勝

3月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったミチノクジャミセンからアタマ差の2着に甘んじた。

4月4日、中3週で迎えた8戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C4（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた9戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月4日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーヤマトをアタマ差制して久方ぶりの実戦を制した。

9月18日、中1週で迎えた12戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターエンブレムから半馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中3週で迎えた13戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイブライトから1馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月30日、中6週で迎えた16戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は大木義一騎手（7戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた17戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた18戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた19戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったビッグバニヤンから2馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中2週で迎えた20戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた21戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、スーパースターJC（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったデスピーナから3/4馬身差の2着となった。

4月10日、中3週で迎えた22戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般D4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックウージからアタマ差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般D3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般D3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイエスグットワンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

5月21日、中1週で迎えた25戦目は、筆山特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブラックウージをクビ差振り切って制した。

6月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般C4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したチェックアゲインを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

6月19日、中1週で迎えた27戦目は、父の日特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオノゾミドオリをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月3日、中1週で迎えた28戦目は、遠雷特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のムラサキシキブを3/4馬身振り切って7勝目を収める

7月17日、中1週で迎えた29戦目は、IGTウイポ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた30戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、夏祭特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノダイダッソウに1馬身半の差をつけて8勝目を手に入れた。

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、初秋特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるニチドウマジックを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた33戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、野分特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼンノタンゴを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月22日、中5週で迎えた34戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、高知競馬サラブレッド招待交流（福山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオウゴンスターから2馬身半差の2着となった。

11月19日、中3週で迎えた35戦目は、愛媛県いしづち特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセノエタイヨーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた36戦目は、師走特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（9戦5勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。