デスピーナ（2001年生、母センブランス）

デスピーナ（2001年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オペラ『コシ・ファン・トゥッテ』の主人公の一人」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時8歳）と交配したセンブランスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山際辰夫。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年のスーパースターJC(一般C3)。

経歴

デビュー前

斎藤宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

5月2日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

6月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/不良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

10月17日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、一般C4ハ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、品田真樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4ロ C5イ（宇都宮ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシャコーサンダーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、スパーク賞（宇都宮ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で品田真樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3ロ C4イ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で品田真樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた9戦目は、スパーク賞（宇都宮ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で品田真樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のシャコーサンダーに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2005年）

1月7日、連闘で迎えた10戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で品田真樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックエンペラーに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

1月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で品田真樹騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアラベラから2馬身半差の2着となった。

2月4日、中1週で迎えた12戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で品田真樹騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた13戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で品田真樹騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた14戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、スーパースターJC（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のボストンコマンダーに3/4馬身の差をつけて優勝

4月10日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた15戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月30日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリスティアブラーノを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

6月4日、中2週で迎えた18戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月12日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキクノケイパブルに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月10日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマーベラスハンター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中2週で迎えた21戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ヤマドリ特設（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた22戦目は、ライチョウ特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた23戦目は、シロチドリ特設（佐賀ダート1750m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた24戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた26戦目は、山本和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本和幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 雪/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山本和幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5歳（2006年）

1月4日、中2週で迎えた29戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。