キングオブセイント（2009年生、母ケンチャメワン）

キングオブセイント（2009年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンカーン（当時9歳）と交配したケンチャメワンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ケンブリッジバレー。戦績は、中央平地5戦0勝、地方36戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の一般C2十二十三十四。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月15日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

12月25日、中7週で迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

3歳（2012年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラッシュパワーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキママレディーに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、サカジロキクチャンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウヒショウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中4週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はジツリキワンダーと並んで2着同着となった。

11月5日、中5週で迎えた12戦目は、3歳戦の楽天競馬賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（2013年）

1月9日、中4週で迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

4月19日、中9週で迎えた16戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月9日、中2週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトーセンシーザーに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るザベルオンアースを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を収める

7月5日、中5週で迎えた19戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた22戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月25日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、一般C2十二十三十四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のピーエムイレブンに1馬身半の差をつけて制した。

5歳（2014年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた24戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

2月13日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、5歳以上C3一二イ（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた26戦目は、5歳以上C3一二ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月18日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

7月18日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、一般C3二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、大橋広太郎誕生日おめでとう記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（7戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセガールフォンテンをアタマ差振り切って6勝目を手に入れた。

9月26日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3一（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月28日、中5週で迎えた34戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ戦の鷺宮賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の3歳C3（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

6歳（2015年）

1月21日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3八九（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横川怜央騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた38戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた39戦目は、一般C3七八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた40戦目は、一般C3六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5月12日、中7週で迎えた41戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、峨山道トレイルラン特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。