ミサノグリーン（2008年生、母ボストングリーン）

ミサノグリーン（2008年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したボストングリーンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、地方12戦2勝。主な勝ち鞍は2012年のバレンタイン特別(一般B3ロ)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月4日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマイネルマサムネに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3歳（2011年）

1月29日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

2月6日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。13着に敗れた。

5月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

7月30日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月28日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田純次騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ビーナスオンシェルに半馬身交わされて2着となった。

9月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを5馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

10月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを5馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月23日、中4週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた14戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、畜産フェア特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた15戦目は、流葉特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のエーシンウィンマンに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月29日、中1週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4歳（2012年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、七草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた18戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のエーシンシャウラをクビ差振り切って2勝目をマークした。

4月22日、中9週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

6月17日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田純次騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

8月26日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた22戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、2012千歳インディアン水車まつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた23戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、様似アポイ岳特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた24戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、「JRA・即PAT発売開始記念」特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月9日、連闘で迎えた25戦目は、全国工場夜景サミットin室蘭特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた26戦目は、さまに地場産フェア特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた27戦目は、麦とホップ特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月14日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。