エーシンシャウラ（2007年生、母エイシンカッパー）

エーシンシャウラ（2007年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋さそり座のλ星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時14歳）と交配したエイシンカッパーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦13勝2着6回。2009年のライデンリーダー記念(地方重賞)に勝利した他、2009年の秋風ジュニアで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤強一厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2009年）

7月21日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（1）（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は457kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のヨザクラチグサをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルヨサイレンスを半馬身振り切って断然人気に応えた。

9月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したバトルアツヒメに3/4馬身届かず2着に敗れた。

11月3日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた6戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のマルヨサイレンスを半馬身振り切って3勝目をマークした。

3歳（2010年）

1月18日、中2週で迎えた8戦目は、JAぎふ「みのっ太」杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、オグリメイクに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月2日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた12戦目は、マックルファイブ賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（5戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒルノカンクンに半馬身届かず2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（6戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビヨンザシーに7馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、花しょうぶ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾島徹騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は岡部誠騎手（5戦3勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く18着に終わった。

7月21日、中0週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（9戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のビヨンザシーに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

8月17日、中3週で迎えた18戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた19戦目は、数河特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、萩特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マコトディアナに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月28日、中4週で迎えた21戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4歳（2011年）

6月29日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

7月18日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた23戦目は、リニューアル水素水36杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月28日、中0週で迎えた24戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた25戦目は、一般C9 12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウユーシンデレラを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月8日、中2週で迎えた26戦目は、すすき特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィングヴェールを強烈な末脚で3/4馬身差し切って優勝

9月23日、中1週で迎えた27戦目は、ミルクカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアースワンソニアをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

10月13日、中2週で迎えた28戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森島貴之騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウワティアラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月9日、中3週で迎えた29戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で森島貴之騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で森島貴之騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドカミジンに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月12日、中2週で迎えた31戦目は、B級チャンピオン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森島貴之騎手（9戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた32戦目は、葉牡丹賞（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で森島貴之騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルヨコンバットをクビ差振り切って順当に勝利した。

5歳（2012年）

1月10日、中1週で迎えた33戦目は、七草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で森島貴之騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエーシンウィンマンに2馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

2月14日、中4週で迎えた34戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で森島貴之騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したミサノグリーンにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月28日、中1週で迎えた35戦目は、十六銀行JUICESカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で森島貴之騎手（13戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、エーシンウィンマンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月13日、中1週で迎えた36戦目は、大垣共立銀行創立記念杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で森島貴之騎手（14戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルヨコンバットに5馬身の差をつけて優勝

4月25日、中5週で迎えた37戦目は、すみれ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で森島貴之騎手（15戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。