タマイングリッシュ（1984年生、母タマギャル）

タマイングリッシュ（1984年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイングリツシユプリンス（当時13歳）と交配したタマギャルが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）大西ステイブル。戦績は、中央平地23戦1勝2着5回、中央障害1戦0勝、地方15戦1勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

夏村辰男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

1月31日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、カルストンペガサスに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた3戦目は、武田悟騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り最後はミリオンジェスターと並んで6着同着となった。

3月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武田悟騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で武田悟騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハシノベルアンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武田悟騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は武田悟騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、テンザンコメットに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武田悟騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた10戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンライズサンを捕まえ切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、シーソニックにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月11日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月23日、中5週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のウエスタンロックに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

10月4日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上400万下の二本松特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武田悟騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武田悟騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武田悟騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は古小路重男騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1988年）

1月31日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は武田悟騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月13日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武田悟騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は古小路重男騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

9月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた25戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上A2（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上A2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上A2（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月22日、中5週で迎えた29戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、冬至特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（1989年）

1月5日、中1週で迎えた30戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた31戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた32戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた36戦目は、C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田稔騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナルグシケンに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月25日、中1週で迎えた38戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田稔騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた39戦目は、C1ロ（中京(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田稔騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。