バルヴィッテス（2007年生、母クリスタルヴィオレ）

バルヴィッテス（2007年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「弾丸速度（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時10歳）と交配したクリスタルヴィオレが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方42戦6勝2着9回。主な勝ち鞍は2011年のうまレターサマー特別(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

6月27日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

10月13日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（門別ダート1000m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（門別ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4歳（2011年）

5月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゴールデンアワーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月18日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったティニーキングダムに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のニシエイコメットに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月23日、連闘で迎えた8戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミスマオに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月14日、中2週で迎えた9戦目は、ノウゼンカズラ特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で川島洋人騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた10戦目は、平取町義経神社例大祭特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた11戦目は、うまレターサマー特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のシセイギンガをハナ差振り切って4勝目を奪取した。

8月23日、中1週で迎えた12戦目は、菩提樹特別（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（8戦4勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったクルビットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月1日、連闘で迎えた13戦目は、色取月特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったアベニンプラナスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた14戦目は、アドマイヤオーラ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、シセイギンガにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月4日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノイエジールを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

10月27日、中2週で迎えた16戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島洋人騎手（13戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2012年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた19戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったクレバーステージに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた22戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

4月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月10日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したガツーンにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた26戦目は、夏椿特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチューリングマシンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月19日、中1週で迎えた27戦目は、アポイ岳賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（14戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のコンメイに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月3日、中1週で迎えた28戦目は、雪印種苗スノービルダー特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（15戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、チューリングマシンに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた29戦目は、四季彩まつり・かみふらのポーク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（16戦6勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた30戦目は、ナナセちゃんハッピーバースデー特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（17戦6勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた31戦目は、サムライハート賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（18戦6勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた32戦目は、全国工場夜景サミットin室蘭特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（19戦6勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた33戦目は、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で川島洋人騎手（20戦6勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた34戦目は、プレミアムアルコールフリー特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で川島洋人騎手（21戦6勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた35戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、丹波焼特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた36戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山田雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、マイネルシャテールに交わされて4馬身差の2着となった。

6歳（2013年）

1月17日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田雄大騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田雄大騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた42戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田雄大騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。