ピサノペガサス（2001年生、母レディソヴリン）

ピサノペガサス（2001年4月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ペガサス」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したレディソヴリンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、笹地牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月15日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るスタウトハートを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

2月29日、中1週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り4着に敗れた。

6月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4歳（2005年）

7月30日、約13か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

8月6日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた7戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンカイフォンに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったドラマチックテナーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で塚田祥雄騎手（2戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシルクヒーローに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月12日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったヒカルウイッシュに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2007年）

6月23日、約19か月半の休み明けで迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

9月1日、中6週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。