レイザーズエッジ（2016年生、母ファニーモーク）

レイザーズエッジ（2016年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カミソリの刃。鋭い切れ味を発揮してほしい」。毛色は栗毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時7歳）と交配したファニーモークが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C3。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

6月1日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた3戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

2019年8月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月20日、中4週で迎えた4戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ボーズキャットに半馬身交わされて2着となった。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジュエリーボックスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のホームチームを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

11月28日、中3週で迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のプレンフルールに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ライブリシュナイトにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月20日、連闘で迎えた10戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月17日、中3週で迎えた11戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のハートリンクに1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

2月17日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ローゼンブリッツに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月26日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、バラのまち中央区賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月8日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、馬い!たけのこ食べよう記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

5月27日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、「埼玉県一の米どころ加須」賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉留孝司騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月2日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉留孝司騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで止まることなく走り抜いたが、コスモタウルスに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月27日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉留孝司騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

12月18日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、2020川崎ジョッキーズカップファイナル（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた21戦目は、明日もクライマックスリレー賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5歳（2021年）

1月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は七夕裕次騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた23戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、シーシップに交わされて2馬身差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた24戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた25戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月18日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マイネルエーポスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月8日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上C3（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のジプソフィーユに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月22日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ミスターサンドに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のピースアンドラヴに3馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

6月24日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリウォードに2馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

8月12日、中2週で迎えた35戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のテイクファイヴをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月9日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6歳（2022年）

2月2日、約5か月の休み明けで迎えた37戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長尾翼玖騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上C3（園田ダート820m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で長尾翼玖騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上C3一（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。